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(67) 再見北京
2006 / 12 / 12 ( Tue )
67

翌朝はオフィスで仕事。支社の中国人との打ち合わせだ。昨日Mが相当処理をしてくれたお陰で残りはスムースに進み、正午にはほぼカタがついた。

そんな折に上司Hから電話。Hは上海で別の立ち上げにあたっていたのだ。話が長引いたので来てくれないかとのこと。Hも忙しい身なので、出張予定を延ばして滞在することができないのだ。リリーフピッチャーは引っ張りだこである。しかし、俺はこれから日本に戻る予定だ。そこから上海にといったら到底間に合わない。

目の前のメンバーが何を話してるんだと聞いて来る。事情を話すと、じゃぁ直ぐに上海に行った方が良いだろ、との話。いやだって、これから日本に戻る便を予約してるので、今回の上海の話には入れませんよと言うと。国内便で直接上海に行ったら良いじゃないか。えーまじっすかぁ。心配しなくても手続きは全部やってやる。任せとけ。

ということで、臨機応変が得意な、というか臨機応変に予定を変えるのが多分大好きな中国人に翻弄されて、そのまま国内線で上海に行くことになった。

オフィスの下からタクシーを拾う。「北京机场 」と告げて空港へ。途中でいつも待ち合わせたホテルの前を通った。残念ながら、彼女ともう会う機会はないかもしれない。

空港が見えてくると運転手が何事か尋ねる。「国际 」という言葉が耳に入る。国際線か国内線かどちらだ、と聞いているのだ。あれ、国内線って何て言うんだっけか。そんなもの乗るつもりなかったので調べていなかった。咄嗟に、

「到上海」(ダオシャンハイ)

と言う。

「到上海~! ダオシャンハ~イ!」

運転手がと可笑しそうに繰り返す。意味は通じたようだ。
何か変な言い方だったようだが、ウケてるからまぁいいや。

そしてタクシーがいつもと少し違う場所に止まる。
こうして俺は北京の地を離れ、一路上海に向かったのだった。

67-2

(おわり)


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01 : 45 : 54 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(66) 最後の電話
2006 / 12 / 11 ( Mon )
66

夜、ホテルに戻ってから例の彼女に電話をかけた。もう北京での仕事も大詰めだ。もしかしたら今回が最後になるかもしれない。幸い、今回宿泊しているホテルは王府井に近いところで、彼女の家からも歩ける距離だ。夜だけど会うという手もあるかもしれない。

夜12時半ころ、彼女に電話してみた。数コール後に電話に出る。「Hello」の挨拶をしたものの、なにやら騒がしい、うしろで音楽や人の話す声が聞こえる。

我遇見你可以吗?」(これから会えない?)
不可以」(無理~)

その言葉につなげて何事か喋るが意味が分からない。しかし、背景がここまで騒がしいことから察するに、まだ接客中なのかもしれない。

現在你有客人了吗?」(今お客さんについているの?)

客人 kèren が通じなくて何度か繰り返したのち、ようやく彼女がそうだと答えた。部屋を出たらしく、背後の騒音が急に小さくなった。彼女は会いたいと電話した俺を何とかなだめようとしている。子供を世話する母親のような口調だ。

俺の方はといえば、今日だけというより、今日が多分会える最後のチャンスかもしれないということを伝えたかった。

明天、我要去日本。没回了
(明日日本に帰らなきゃならない。もう来れないかも)

明日帰国するということは伝わったが、もう来ないかもしれないということまでは伝わらなかったのかもしれない。いろいろ喋ってくれたが、聞き取ることはできなかった。ただ、声のトーンはいつも通りで、お別れの電話、というようなトーンではなかった。

多分、実際に会っていれば筆談やジェスチャーを含めて、ちゃんと意図を伝えられたろう。しかし、仕事の予定がしっかり決まっているわけではなかったから、そういう場を作るチャンスがなかった。悲しいかな電話で伝えられることには限度がある。もどかしい気持ちのままいろいろ頑張ったが、ついに諦めて電話を切ることにした。

再見
再見。晩安
「。。晩安

この前覚えたお休みの挨拶をしてくるので、同じ言葉を返す。
これが最後の電話になるとは分かっていないだろう。やや意気消沈しながら受話器を置いた。

今さらだけど、やっぱり言葉が通じないのは不便だ。



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01 : 14 : 27 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(65) 言語フェチ
2006 / 12 / 09 ( Sat )
65

日式KTVで選んだユンピョウ似の女の子と歓談タイム。

你有多朋友在(这里)」(ここの女の子の数は多いの)
80个

这里は発音できるので筆談で書かない。ここの在籍小姐は全部で80名らしい

几省的小姐多在(这里)」(どこの省の女の子が多いの?)
东北、四川。内蒙古2个

東北部(黒龍江省や吉林省)や四川省が多いらしく、内蒙古は2名。かなり希少だ。その後はいつものパターンで会話を続ける。日本の女優もいろいろ知っているが、ひらがなを漢字で当てているので少し変だ。例えば、松隆子とか、だ。

まぁこんな感じで中国語ベースで会話を進めたのだが、意味が通じにくいときには日本語も混ざる。日本語は上手ではないが、単語はよく知っているので、中国語の意味を日本語で説明する、といった具合だ。

この店では、結果的には俺はあまり盛り上がれなかった。女の子がユン・ピョウに似ているからではなく、日本語を喋れるからだ。俺は中国語を使ってみたいのだが、話が滞るとすぐに日本語の助け舟が出てしまう。

実際のところ、話が混乱しても中国語と筆談で解決しなければならないところが最高にスリリングで、だからこそ必死になって中国語を考え、覚えてきたんだと実感する。日本語という安全ネットがある状態では、緊張感が全然ないし、実践的に中国語を使う力も身につかないだろう。

Mさんの方はとみると、今回はかなりいい感じだ。かなり仲良くなっているようで、相当満足そうだ。そっちはどうなんだと聞くので、俺はここは駄目ですよ。と答える。だって中国語オンリーじゃないんだもの。Mさんは笑って、

「君は言語フェチだからなぁ」

そんなフェチがあったとは知らなかった。

確かに言われてみればそうかもしれない、俺は言葉が通じないところが刺激になって興奮するのだ。まさか中国の地に来て、己の自我に気づくことになるとは思わなんだ。どうりでニッポンじゃ真面目だったわけだ。



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00 : 10 : 12 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(64) 日式KTV
2006 / 12 / 08 ( Fri )
64

今日の目的地は日本語の通じるKTV、所謂日式KTVだ。
しかし俺は何度もここに来たけど日式に行くのは初めてだ(笑)。

タクシーの運転手にメモを見せ、店の場所に向かう。着いたところは何やら寂れた場所だった。ネオンの明かりが全然なくひっそりとしている。

降りながらMさん言う。

「ここでいいんですか?それらしい店はなさそうですが」
「いや、ここでいいはずだよ。○○というレストランの隣だって言ってたから」

周囲を見回したMは、あるビルを指差した。しかし、そのレストランも明かりは消え、ひっそりとしている。そもそもMが指を指したビルにしても、何の看板もなく、商業ビルとして機能しているのかどうかすら怪しいものだ。

ビルの中に足を踏み入れる。階段が上に続いていて、上の方からかすかに声と音楽が聞こえる。

「これ、間違いじゃないですかね。いくらなんでも客を呼ぶんだったら何か案内出してるもんじゃないですか」

と言いながらも、人の気配がする上の方を目指して階段を上る。しかし、3階まで上がってみると、確かにその店の看板が立っていた。中に入ると、いらっしゃいませ、の声。日本語だ。

日本人ではなく、日本語を喋れる中国人が出てきた。やや不安そうな面持ちで店のシステムを説明する。ずらずらと女の子が入ってくるのは他の店と同じだ。

ざっと見渡して女の子を選ぶ。何となく見覚えがあるような顔をした子がいたのでその子を選んだ。Mもすぐに女の子を決める。残りの子達はぞろぞろと出て行った。

まずは挨拶して自己紹介。日本語は喋れるがあまり得意ではないようなので、先手をとって中国語での筆談会話に持ち込む。この2月で20歳になったばかりだそうだ。

你去大学吗?」
没有学校

なるほどそう言われてみると、書いている文章も短く、意味もストレートなものが多い。所謂しゃべり言葉のノリだ。出身地を聞くと内蒙古だとのこと。北京から西に行けばすぐ内蒙古なのだが、でも、あまりそういう人に会ったことはない。珍しいんじゃないか?

内蒙古というと、朝青龍の故郷の蒙古と近い感じがするけれども、小姐の顔は朝青龍というよりも、ユン・ピョウに似ていた。



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00 : 24 : 18 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
(63) お盛ん
2006 / 12 / 07 ( Thu )
63

帰国するとかなり北京での仕事が終了に近づいていることがわかった。翌週、上司Mが単身北京に出張する。軌道に乗り始めているのでだんだん手がかからなくなってきている。次に俺が北京に行けるかどうかも怪しくなってきた。

ところがその翌日、出張したMから電話が入る。明日北京に来い、とのこと。どうも話がややこしくなって、Mの出張予定の範囲では話が終わらなくなってしまったらしい。リリーフピッチャーよろしく呼ばれたというわけだ。早速、いそいそと北京に赴く。

着いたのは夜10時頃。ホテルにチェックインしてMの部屋に電話をかける。ロビーの脇にあるバーで落ち合うことになった。バーで席に座るとウエイトレスが近づいてくる。

青島啤酒、一个」(チンタオビール一つ)

と注文する。Mはメニューを見ていたが、欲しいものがないらしい、顔を上げてあるカクテルの名前をウエイトレスに告げた。メニューに載ってないけど作ってくれないか。

ウエイトレスが助けを求めるようにこちらを見る。俺は中国語で注文していたので、彼女の頭の中では俺は中国語を喋れる人なのだ。なんだか可笑しくなったが、Mの注文を説明するだけの語学力はないので、ジェスチャーで彼の言っていることを奥のバーテンダーに伝えろと指示した。

さて、呑みながら仕事の話を一通り終えると時間は11時頃。
今日はどうしましょうか。

昨日から来ているMは、昨日は昨日なりによろしくやっていたようだ。以前KTVで接客してくれた娘に直接電話して会っていたらしい。

「英語が喋れる女の子で良かったですねぇ」
「いや、そんなに喋れないよ。成田から電話した時には話が通じなくて大変だった」

丁度、俺が最初に電話した時の逆の状況だったのかもしれない。
そんな話をしながらもMは

「でも折角来たんだから行きたいでしょ」

と話をもちかけてくる。

「じゃぁこの前行った店にまた行きますか」
「いや、今度はちょっと違う店行ってみよう」

あれ、俺のために行くんじゃないのかよ。Mいわく

「いやぁ~、この前凄くいい娘だったからさぁ、あの辺で運を使い切ったんじゃないかって感じがするんだよなぁ」

恐るべき相場勘である。ママのサービスが完全に裏目に出ている。

で、選んだのが日本人向けのKTV
北京では結構有名な店だ。




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00 : 37 : 55 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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