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2-(80) 再見上海
2007 / 04 / 11 ( Wed )
SH80

翌朝は日本に帰る日だ。北京、上海と続いてきた一連の仕事も一段落だ。この後しばらくは中国に来ることもないだろう。

朝、起きてシャワーを浴びて部屋に戻ると、彼女からSMSが入っていた。夜の仕事をしながら昼は学校に通う彼女は、朝8時にはもう起きている。

そのまま彼女とSMSで話をしながらホテルをチェックアウトし、空港行きのタクシーに乗り込む。空港に着いてチェックインを済ませ、セキュリティゲートを越えて一段落したところで今までのお礼がてら、彼女に最後の電話をかけた。

思えばいろいろな体験をすることができた。上海ではちょっと遊びが過ぎたきらいもあるけれども、この娘と出会えたことは良かった。
でも結局、この娘とは何も無かったのだ。ちょっと信じられない。結局、手を握っただけだ。そもそもこの娘は俺のことをどう思ってるんだろう。別に商売でというわけでもなく好意を持ってくれているような確信はあるのだが、それにしても淡白すぎはしまいか。

俺は思わずそのことについて彼女に問いただした。彼女はそれには答えず、こう返してきた

中国人は西洋人とは違うの。時間をかけて人を好きになってゆくものなの」
「でも今は近代化されて、変わってきてるんじゃないの」
「確かにそういう人もいるわ。でも私はTraditionalな人間なの」
「俺は出張で中国に来る人間だからさ、ゆっくり時間をかけていられないんだ」
「Traditional way にはその良さがあるわ。あなたもきっと分かるはずよ」

またその論法か。最初会った頃にも聞いたが、何だか理解できるようなはぐらかされているような感じだ。

「まぁそれはわかる、でも、、、」
「わかってくれる?そうでしょう、きっとそう言ってくれると思っていたわ」
「あの、ちょっと」
「同じ東洋人なんだから分かるわよね。だって、、、」
「Wait,wait! Please let me talk!」(待て待て!俺に喋らせろよ)

彼女は英語が堪能である。俺よりも何倍も早口だ。はっきり言って手数で打ち負けている。英語がもっと上達しない限り、この論戦には勝てそうにない。
しかしだねぇ。そもそも中国のTraditional way ってそんなに堅いんだっけか、そんなんでよく人口12億にまで増やせたものだ。

「今度はいつ来るの?」
「今度は数ヶ月先かもしれないなぁ」
「そう、また会えるのを楽しみにしているわ」

結局、何となく言いくるめられたような感じで、でも、まんざら悪い気もせず電話を切る。気がつくともう搭乗の最終案内だ。慌てて搭乗口に急ぎ、日本向けのボーイングに飛び乗った。

再見上海。また来ます。
今度こそ。。。(笑)



(おしまい)
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00 : 01 : 20 | 体験談: 筆談小姐2 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
2-(79) 脈あり
2007 / 04 / 10 ( Tue )
SH79a

请再光临」の声に送られながら店を出る。夜中の2時も近いというのに、外は結構人が歩いている。ネオンの数は減っているものの、北京の夜のように闇につつまれてひっそりしているという風情でもない。明らかに街は活動しているのだ。

ほどなく、俺は正面から来る人影にぎょっとした。警察官だ。こんな夜中に外国人が歩いていて職務質問されないだろうか、そのまま変な嫌疑をかけられて留置場に入れられたらどうしよう。日本人の同僚は全員日本に帰ってしまった。トラブルから抜け出すにも、日本語でちゃんと話ができる相手がいないのだ。内心どきどきしながら、警察官とすれ違う。しかし、彼らは俺たちには何の興味も示さず、そのまま向こうに歩いていった。あっけないほど問題なしだった。

タクシーがいると思われた角には1台もいなかった。さすがに夜も遅いのだ。しょうがないので二人で路上を通るタクシーを待つ。少し会話が途切れがちになる。彼女の雰囲気が少し変わったことに思い当たってふと、「送っていこうか?」と聞いてみる。彼女は嬉しそうに頷いた。

タクシーが来るので彼女を先に後部座席に乗り込む。彼女が行き先を告げ、車が走り始めると、背筋を伸ばして座った彼女がこちらを向いて「I feel cold」と言って右手を出した。

吸い寄せられるように手を握る。両手で彼女の手の感触を確かめる。そういえば、手を握ったのはKTVで初めて会った時以来だ。個人的に誘ったときは一切、そのようなコンタクトを許さなかったのだ。

しかし、これはそうとう脈ありなんじゃないか?彼女の家に上がり込めるかもしれない。この展開なら美人局ということもないだろう。ゴム持ってないけど、ここは立ち止まるわけにはいかないだろう。俺はこの後の展開を想像し、肚を決めた。

タクシーが止まると胸が高まる。彼女が最初に降りて外に立つ、息子は既に立ってて、最後に俺が立ち上がろうとしたら、彼女が身を屈めて「Good night」と言って俺の首にキスをした。

まじかよ~、これで終わりかぁ。堅すぎるぜ姐さん。

結局、俺は手を握ってもらって妄想と股間を膨らませてただけかよ。これじゃイカ臭い高校生並みじゃねぇか。

俺はがっくりしながらホテルに戻った。

SH79b ああもぅ!




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2-(78) 語学学習
2007 / 04 / 09 ( Mon )
SH78a

11時頃から始めた深夜の会食。3-4人前の食事を死にそうになりながら午前1時くらいまでかかって平らげた。

そろそろ一段落したと思って勘定を頼む。
「マイダン」

とウエイトレスに声をかけると彼女が伝票を持ってくる。ポケットから札を出しながら、
「給我ファーピャオ」

と言う。そんな俺のことを見て彼女がまた驚嘆の声を上げる。
「すごいわ、完璧じゃないの」

いやぁ、お恥ずかしい。どこで覚えたかは言えませんけど。

ウエイトレスが持ってきた領収書をポケットにしまっていると、彼女が意を決した様に言った。
「英語の通訳の資格をとったら、次に日本語を習うことにするわ。そしたらあなたともっといろいろな会話ができるわね」

いや~、ありがた迷惑だよそれは。

日本語喋れちゃうと俺的には魅力がガタ落ちなんだよな。俺が楽しいのは使いなれない言葉を覚えながら小姐とコミュニケーションしてゆくことなのだ。俺とうまくやっていきたいんだったら、この変態性をちゃんと理解してくれなきゃ困る。

そこで俺はやんわりと彼女を軌道修正しようと試みた。
「俺が日本語教えてあげるから、中国語教えてよ」

当然ながら俺は彼女が上手くなるおうには教えないつもりだ。で、彼女の助けを借りて中国語を上達させる。これぞ理想だ。
うまくまとめたつもりだったが、彼女はこう答えた。

「それはいいアイデアね。でも、あなたはまず英語に集中した方がいいわ」

悪かったなちくしょうめ。どうせ俺の英語はクソだよ。


SH78b




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2-(77) 善意の解釈
2007 / 04 / 08 ( Sun )
Sh77a

平日の夜半すぎ、台湾料理屋で山盛りの料理を食べながら中国人の小姐中国語の講義を受ける。3,4人前はあろうかと思われる料理は、1時間食べ続けているのに減った気がしない。大量の食事を食べながらの中国語講義はまだまだ続く。何しろ食事の量が多いので、時間はたっぷりあるのだ。

「じゃぁ右折ってどう言うか知ってる?」
「小拐(シャオクアイ)だろ」
「じゃぁ左折は」
「大拐(ダークアイ)。右側通行で左折だと大回りになるからだよな」

これは直前に中国在住の人のブログを読んで覚えた言葉だ。北京語じゃなくって上海方言らしいけれども、この街で使う分には問題ない。まだ使ったことなかったが、彼女が理解したので発音はそんなに悪くなさそうだ。と思ってたら彼女に修正された。

「クアイじゃなくてグアイよ。guaiだから」

ピンインを使って説明してくれる。北京で世話になった小姐と違って、この娘もピンインは間違えない。明らかに学歴で差がついているように思えるんだけど、大学でピンイン教えてるってことはないよなぁ。

中国語習ってたの?」
「大学で半年だけやったけど、後は北京の出張中に覚えたんだ」

俺の答えに彼女は目を丸くして驚いた。

「どうしてそんなに覚えられるの?」
「人との出会いを大切にして、ちゃんと会話しようとしてたら自然に覚えたんだ」

と、いつもの冗談のつもりで返したら、彼女は関心したように俺のことを見つめてこう言った。

「そう、そういう人間性って素晴らしいと思うわ」

やや心が痛んだが、正直に事情を説明するわけにはいかなかった。


SH77b





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2-(76) 食事は続く
2007 / 04 / 06 ( Fri )
SH76a

こんなに大食いな彼女なのだが、大食いの人にありがちな話で、決して太っているわけではない。
ジーンズ姿の服の上から見る身体のラインは、むしろ細めで引き締まっている印象だ。

「太らないわよ」

彼女が言う

「だって、昼はほとんど食べないんだもの。1日一食、Big dinnerを食べるだけだもの」

でも実はそれって一番太るパターンだ。一番やっちゃいけないことを続けているのに、どうしてこんな体型が維持できるんだろう?

「日本の相撲取りがどういう食生活してるか知ってるか?1日1食、ちゃんこをたらふく食べるんだ。腹を減らしてから食べた方が吸収が良いから効率的に太れるんだってさ」

俺が反論するが、彼女は聞く耳を持たない。英語が十分通じてないかもしれない。

「1日1食だから太るわけないわ」

と繰り返した。今はまだ若いから大丈夫かもしれないが、この調子で食べ続けていったら、ある年齢まで来た段階で爆発的に太り出すんじゃないかなぁ。

そういえば、味の話を全然していなかった。味つけは全体的に甘い。シャーベットもアイスクリームと混ざったような甘みがかった感じだし、温料理もやや甘いたれ系の味だ。ちなみに、この店は彼女の出身地の福建省の料理に近いらしい。夏はスチームオーブンのように暑いそうなので、塩辛い料理が多いのかと思ったけど、意外にも甘党なのだった。

食べ物の話が煮詰まってきたので、中国語の話に切り替える。英語を喋れる中国人の良いところは、中国語についての解説をして貰えるってことだ。まずは最初の質問。よく中国人が“ネィガー”って言ってるけど、あれってどういう意味なんだと聞いてみたら、”well”と書いてよこした。日本語風に言うと「えーと」って意味らしい。なんだぁ。頻繁に出てくるのでキーワードかと思ってたけど、それじゃ使えない。

次の質問に移る。 “好的”ってどういう意味?と聞くと、彼女はしばらく考えて“fine”と応えた。
じゃぁ“好了”は?
“fine”と彼女がまた答える。

「どこが違うの?」
「一緒よ」
「えー、じゃぁどうやって使い分けてるの」
「さぁ、何となく」

分かったような分からないような頼りない解説を受けながら、横目で食べ物の皿を見る。まだまだ食べ物は沢山ある。

多少減った様に見えたが、シャーベットが溶けただけだと気づいてげんなりした。

SH76b



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