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2-(32) 先手必勝
2007 / 02 / 10 ( Sat )
SH32a

小姐と夕食を食べて、ホテルの部屋に連れ込もうとしたまさにその時、乗ろうとしたエレベーターから会社の後輩が出てきた。

「あ、、」

Tが俺に気がついて声を上げる、視線が横に居る彼女に一瞬移り、また戻ってきた。0.1秒程の間に彼の頭の中がものすごい速度で情報を処理しているのがわかる。俺の頭の中もフル回転だ。こうなったら言い訳しても無駄だ、開き直るしかない。

「紹介しよう、張さんです」

そして、後ろを振り向いて彼女にも言う

「He’s my colleague, T-san.」
「Hi. Nice to meet you」

Tの前にしっかり立って目を真っ直ぐみながら彼女が言う。顔には笑顔。悪びれもせず、気後れもせず、また商売小姐臭くもなく、実に爽やかに挨拶をする。頭を撫でてやりたくなるくらいの完璧さだ。

この先制攻撃は手ごたえがあった。何がポイントかというと、Tは英語が苦手なのだ。俺よりは英語力は上だが、使い物にならないという点では一緒だ。その弱みをガツンと突く一撃だった。

「あ、、、Nice to meet you」

いきなりの英語に思わず絶句。とりあえず英語で返事は返したものの、その内容は彼女の言葉のリピートでしかない。で俺の方に振り向いて

「英語上手いですね」

と助けを求めるように話題を振る。あぁもう、語学コンプレックス丸出しの日本人の王道を行く反応だ。ありがとうT君、そのリアクションは100点満点だよ。

流れが決まったところで俺がとどめの一言。

「じゃ、そういうことで」

一体どういうことなんだか全然わからないけど、ここで会話を打ち切ってエレベーターに乗り込む。

小姐と一緒の現場を目撃されたのは俺の方なのだが、結局一切言い訳をすることなく、それどころか逆に精神的には優位に立ったままTと別れることに成功したのだった。

SH32b




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