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3-(4) 金銭関係
2008 / 01 / 10 ( Thu )
CN3-04

Yが帰国した翌日、風邪が治った彼女から返事が来た。

今度は少し長文だ。風邪で少し弱気になったのかもしれない。母親のことを書いている。彼女は両親が離婚した関係で母親への依存が強い。世界中で自分を愛してくれているのは母親だけだと言って泣いたのは随分前、○○飯店に連れ込んだ時のことだ。今回のメールもそれと同じ様なことが書かれている。

彼女KTVで働いているが、それは自分の夢を実現するためであり、また、稼いだ金の一部を母親に送っている。それは彼女の母親に対する愛情の証だが、それでも十分ではない。

微妙な話だが、メールで金の話が出たのは初めてだ。中国小姐にハマッた話は山ほどあるし、そのほとんどが金がらみになっているということも知っている。金が愛情の証になる文化なのだという人もいれば、愛情などなく単に日本人を金づるとしか捉えていないのだという人もいる。勿論人によりけりだとは思うけれども、こうして彼女のメールでmoneyという単語が書かれているのを見ると、やはり中国小姐とのやりとりではこれは避けて通れない道なのかと思った。

彼女KTVに勤めているが、所謂“お持ち帰り不可”の小姐だ。接客はするが、身体は売っていない。でも、長く勤めていてそういうことが皆無ということは有り得ない。今なかったとしても、いずれ何らかのしがらみや話の経緯でそういうところに追い込まれることは間違いないだろう。

2日考えて、俺は返信を打った。表面上はごく普通に、彼女の母親への愛情に共感し、夢を追う彼女の姿勢を擁護し、母親への愛情が不十分だという彼女にそんなことないよと勇気付ける、そういった内容だ。そして、その中に一文、こういう文章を紛れ込ませた。

「俺は君のことが好きだ。だから、本当に困ったことがあったら、最初に相談して欲しい」

虎穴に入らずんば虎児を得ず、というか、郷に入れば郷に従えというか、まぁとにかく、それが必要なんだったらハマってみるのも悪くない。しかし、それをダイレクトに話すような空気でもないので、間接的に餌を投げてみることにしたのだった。

とにかくはゲーム開始。さて、返信はどうなることやら。

果たして彼女からは1週間、返事は来なかった。

CN3-04b



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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

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