スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑
3-(5) 国際架電
2008 / 01 / 11 ( Fri )
CN3-05

餌を仕込んで一週間。バッチこーい、という感じで待ってはみたものの反応がない。逆にこっちが不安になる。結局、先に動いたのは俺の方だった。
今回はメールじゃなくて電話だ。これなら返事はリアルタイムだ。

水曜日の朝、始業間際に会社の外に出て自分の携帯から国際電話をかける。以前中国にかけたのは北京の小姐にだった。あの時は中国語なのでそうとう厳しかったが、今度は英語なので多少は楽なはずだ。気持ちを高めて番号を押す。

国際電話番号に国コードの86、それからさらに10桁の携帯電話番号。異常に長い数字の列を打ち込んで発信ボタンを押すと、しばらくたって呼び出し音が鳴り始めた。3コール目で彼女が出る。

「喂、你好」
「Hello? This is **** speaking」
「Oh, how are you?」

最初の様子から声のトーンががらりと変わる。かなりいい感じだ。
しかし、会話が始まって程なく重大な問題が発生した。全然相手の言うことが聞き取れないのだ。

考えてみれば、俺の英語はもともと犬の糞レベル。上海での数週間で上達したものの、帰国してから既に1ヶ月、日本語ばかりを使う生活で今やすっかり路傍の糞だ。

早口でひとしきりまくし立てた彼女が何事か疑問文を発した。
語尾を上げた文章で発言を終わり、黙って俺の答えを待っている。
いや~こりゃまずいな、何聞かれたか全然わからないや。

沈黙する俺に対して彼女が訝しげに尋ねる。

「Are you OK?」

いやもう、正直全然オーケーじゃないんだけれども、それを説明するわけにもいかない。
かといって今何の話してたの?と今更聞くのもいかがなものか。

数秒の間にいろいろなことを思い巡らした挙句、俺はこう答えた

「ごめん、ちょっと良く聞き取れなかった。回線の調子が悪いみたい」
「Oh. Because this is an international call, right?」
「イエース」

あぁもう自分が情けない。でも、この危機を脱するにはこれしかなかった。
俺は言葉を続ける。少なくとも自分のペースで言葉を投げる限りは問題ない。

「Anyway, it’s so nice to hear your voice」(まぁでも声が聞けてよかったよ)
「Un.. It’s much better」(うん、こっちの方がずっといいわ)

呟くように話す彼女の声のトーンが心に響く。
大変だったけど電話した甲斐はあったと思う俺だった。

CN3-05b


スポンサーサイト

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

00 : 01 : 05 | 体験談: 筆談小姐3 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<小姐写真64 | ホーム | 3-(4) 金銭関係>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://pami.blog74.fc2.com/tb.php/238-e044c702
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。