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3-(14) 進展期待
2008 / 01 / 22 ( Tue )
CN3-14

一人で学校から出てきた彼女は俺の事をみつけると小走りにかけよってきた。

「ひさしぶりね」

と言ってまっすぐ俺の目を見つめる。仕草は前に会った時と同じだが、明らかにテンションが高い。電話とメールの効果は確かにあったようだ。このままいきなり抱きしめても嫌とは言わないんじゃないかと、本気で思った。

二人で話しながら歩き出す。交差点のところで彼女がはたと俺の方を振り向いて

「Where are we going?」
「I don’t know.」

まずは夕食だよな、という話になり、交差点の脇で相談をはじめる。
「何が食べたい?」と聞くので「何でもいいよ」と答えると、「何よそれ?」と彼女が笑いながら言う。「じゃぁ、洋食でもいい?」「いいよ。」
店を見つけるのは彼女の役目だ。じゃぁねぇ、と顎に指をあてながら思いを巡らしている。
横を見たその目元が美しい。中国の流行語で美人のことを「美眉měi méi(略してMM)」と言うんだけど、なるほど確かに女性の美しさは眉元に現われるのかもしれない。

「OK. We shall take a taxi」

俺たちはタクシーを拾い、店まで移動した。茂名南路の淮海中路と永嘉路の間は外人向けのバーが並ぶ通りがあるのだが、その一角にある店に入った。階段を上り、がらんとした店内を見回す。彼女が店員に何事か話しかけ、どこにでも座りなよ、という感じで店員が手を振るのを見ながら、窓際の席に陣取った。

「ここはハンバーガーがおいしいの」

ハンバーガーといってもマクドナルドみたいなもんじゃなくて、料理して出てくるもらしい。やや脂でぬるぬるする机を気味悪く思いながらも、まぁこれが中国だと思って納得する。隣からトランスっぽい音楽が響いてくる中でしばらく待っていると料理が運ばれてきた。
あれ、意外に美味しいじゃないの。中国人は何を作らせても上手だよな。

食事を終えて店を出たところで、「Where shall we go?」と彼女がまた尋ねる。
俺たちにとっての決まり文句だ。

どこかバーに行こうよ、と言うと、いいわ、この近くに行ってみたかった店があるの、と彼女。
茂名南路の1本東の瑞金二路まで回り、瑞金賓館の敷地に入る。ここはイギリス商人の元邸宅で、今はホテルやらバーやらが入っている。結構ムード満点ですよこれは。

心の中で密かに雄叫びを上げながら、俺は黙って彼女につき従った。


CN3-14b



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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

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