スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑
3-(23) 精密検査
2008 / 02 / 02 ( Sat )
CN3-23

例によって出張で彼女と会うものの、何やら心配ごとがある様子。食事でも全然盛り上がらず、瑞金賓館のバーに行く途中の路上でとうとう顔を押さえて座り込んでしまった。何か問題があることは十二分に理解できたが、原因がわからなかったら助けることも励ますこともできやしない。

暫くの間しつこく問い詰めてようやく彼女から事情を聞きだすことができた。首にしこりのようなものができていて、英語学校のクラスメートである医学生に診てもらったら、耳下腺腫瘍の可能性があると言われたんだそうだ。検査してみなければわからないが、もしもの場合は、手術をしなければならない。顔にメスを入れるので顔面の神経を切って麻痺が出ることもあるんだそうだ。

女の子にしてみればそりゃぁ確かに大変だ。もう気が気じゃないだろう。
今夜会った時から様子がおかしい理由がようやく納得できた。

「そんなにひどいの」
「さわってみたらわかるわ。ほら」

と俺の手をとって自分の首まで引き寄せる。されるままに彼女の首筋に掌を這わせる。無言のまま彼女が首をかしげて俺の目を見る。どう、わかるでしょ?

ビミョー。

そう言われてみればそんな気がするけれども、この程度で気にするのは大げさじゃないか?俺の触り方が悪いのかなぁ、と彼女の首を撫で回すがわからない。結局、明らかに俺が同意することを求めている彼女の視線に耐えかねて、「なるほどね」と曖昧な答えを返した。

再び歩き出し、奥のオープンカフェのようなところに座り、ビールを呑む。周囲は欧米人ばかりだ。オープンテラスに陣取って飲み物を飲んでいると、彼女が急に口を押さえて驚いた表情。

「信じられない、今あの二人キスしてた!」

振り返ると欧米人と中国人のカップルが斜め後ろのソファ席に座っている。周囲に客がいるとはいえ、夜のテラス席は基本的に暗いのでそんなに丸見えという風情ではない。大した話ではないと思うんだけど、こういう時の彼女は田舎の女子高生のように黄色い声を一瞬上げて盛り上がるのだった。

でも、この日盛り上がったのはこの一瞬だけ。病気とは別の話題で何とか盛り上げようとしたが、彼女のノリは相変わらず悪いままだ。結局、何となく盛り上がらないままいつもより早くに店を引き揚げて解散とあいなった。

やれやれ、進展なしだよ。


CN3-23b



スポンサーサイト

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

00 : 01 : 23 | 体験談: 筆談小姐3 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<3-(24) 方向音痴 | ホーム | 3-(22) 苦悩小姐>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://pami.blog74.fc2.com/tb.php/260-4d04ec94
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。