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3-(52) 収入と支出
2008 / 03 / 07 ( Fri )
CN3-52

その日の夕食は鉄板焼きだ。昨日に引き続き定額制の食べ放題だ。というか、俺たちの場合は“食べ膨大”。実際、この日の彼女は絶好調だった。

目の前にシェフが立っていて注文するものを次々と焼いてくれるんだけど、その量が半端じゃない。目の前で焼いているシェフはどんな気持ちなんだろうなぁ。注文を作るだけじゃなく、それを胃袋に流し込む痩身の女性をライブで見ているのだ。俺がもし中国語を喋れたら、彼とゆっくり語り合ってみたい。一晩呑み明かすことになるのは間違いないだろう。

すっかり腹一杯になった俺は暇なので食べ続ける彼女をいじる。

「なぁ、思うんだけど、君は店に入った時より少し大きくなったよね」
「そんなわけないでしょ」

彼女は笑い出す。

「だってさぁ、今日食べた食物は、少なく見積もっても君のアタマの大きさ以上の体積はあるよ」
「そんなわけないわよ」

爆笑しながら、彼女はまた一つ皿を片づけ、次の皿にとりかかる。俺たちの前には食べ終えた皿が積み上がっている。何故か店員は片づけに来てくれなくなっていた。

隣の客が入れ替わり、西洋人の男二人組が来た。

最初の注文を出したところで、男の一人が、俺たちの前に積み上がった皿に気がつき、ひゅ~と口笛を鳴らしてもう一人の男に何事かささやいた。二人で面白そうな顔をしてこっちを見ている。その視線に気がついた俺が振り向くと。こっち側に座った男が親指を立てて「Good job!」と言った。

俺じゃないんだよ食べたのは。

説明しようと思ったけど、面倒なので止めた。横ではまた一皿片づけた彼女が独り言だ。

「きっと私、この店出入り禁止になるわ」

そりゃそうだ。いくら食い放題と言ってもこれはあんまりだもの。

***

そしてようやく夕食を終えてタクシーで帰宅。
家に帰って体重計に乗った彼女は自分の体重の増加に驚きの声を上げた。

「食べすぎなんだよ。4~5kgは増えてるんじゃないか?」
「大丈夫、朝になったら戻ってるわ」
「いや、そんなわけないだろう」
「大丈夫よ。だって、運動するもの」

ベタなことを言いながら彼女は俺の首に手を回してきた。

CN3-52b



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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

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