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3-(59) 携帯不調
2008 / 03 / 15 ( Sat )
CN3-59

出張で上海した俺。上海に着いてみたら携帯電話が不通で連絡がとれない。彼女と落ち合えなかったら俺は今晩宿無しだ。さて、どうしたものか。

しばし駅のコンコースで考えを巡らせる。路線図を見ていて名案を思いついた。そうだ、インターネットだ。PCでネットに接続できれば自分のメールアドレスから彼女にSMSを送ることができる。以前行った外灘傍のピザ屋なら無線LANが使える。

早速地下鉄の切符を買ってピザ屋に向かう。店内でネットにつないてPCから彼女にSOS。冬の短い陽が陰り始めた頃、ようやく彼女と落ち合うことができた。

携帯電話はプリペイド式だったのだが、その金額を使い切ってしまったために不通になっていたようだった。プリペイド携帯のチャージ用のカードは道ばたの露天みたいなところで売っている。彼女がカードを購入し、携帯電話への設定をしてくれた。

***

その日は外灘中心の地下で食事。彼女はフードファイター顔負けの大食いなんだけれども、今日はチーズこってりの大皿(4人前だ多分)をあろうことか2枚も頼んでしまっって撃沈気味だ。俺も頑張ってが今回ばかりは敗北を認めざるを得ない。

同じビルのCJWというバーで敗戦の苦味を噛みしめながら二人で酒を呑む。
気分を変えようと俺から話題を振った。

「しかし今日は焦ったよ。言葉が通じないから何かあった時に凄く不安になるんだ」
「大丈夫でしょ。あなた中国語喋れたじゃない」

そういえば最初の頃、北京で中国語を少し喋ってたなんて話をしたっけ。でも、彼女と会うようになってから中国語はあまり使わなくなった。支社でもそうなのだが、英語が通じると中国語は喋らなくなる。ほとんど“マイダン”と“給我発票”くらいだ。そのことを彼女に言うと、「じゃ、これから練習しなきゃね」と言ってにやっと笑った。

2杯づつ酒を呑んでからバーを出て階下に降りる。薄暗いビルの前で客待ちをしているタクシーの1台を選んで乗り込む。俺が先に乗って、追って彼女が乗り込む。ぴったり俺の脇にくっついたまま、何も喋らない。車内がしばし沈黙に包まれる。運転手がいぶかしそうな目でバックミラー越しにこちらを見る。彼女が俺をみてひそひそ声で言った。

「ほら、行き先を言いなさいよ!」
「え~」

いきなりの実践練習にどん引きしたが、喋らないと話が進まない。運転手が苛立たしげに何事かつぶやく。俺は仕方なく、大声で行き先を言った。一瞬の沈黙があり、運転手は無言で車をスタートさせた。

「わかったのかな?」 彼女の耳に口を寄せてつぶやく。
「大丈夫、通じてるわよ。ひどい訛りだったけど」 とくすくすと笑う彼女。

結局、笑いものかよ。


CN3-59b



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