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(27) なつかれる
2006 / 10 / 31 ( Tue )
27.h018s

そのまま二人で部屋を出てフロントへ。チェックアウト中も横で彼女がカウンターに身体をもたせかけている。すっかり連れのような態度だ。やや気になるが、何しろフロントには身元も含めて登録済みだからここは開き直りの一手だ。

フロントが出した1週間分の宿泊代金を彼女が覗き込んで目を丸くした。目の毒だよこりゃ。一応、勘違いされては困るので、これは会社が払う金で俺の金じゃないからね、と釘をさす。

タクシーのところで別れるのかと思ったら、一緒に乗り込んできた。で、行き先を運転手に言ってくれる。「謝謝」といったら「そんなことでいちいち御礼をいわないのっ!」と怒られた。「じゃぁ何て言うんだよ」という感じで爆笑。

金を払ったからと言えばそれまでだけど、扱いというか、彼女のなつきかたが相当違うのだ。こっち側の愛情の盛り上がりが希薄なので、何だかペットになつかれてるような気分だ。

ホテルから一般道に出たところで彼女が車が止めて、車外に出た。ホテルの入り口で別れるといかにもそれっぽいので、ホテルの従業員に体面を繕ったのかもしれない。

再見!打电话
(さよなら、また電話して)

と言って彼女が扉を閉める。走り出す車の後ろの窓越しに振り返って手を振り合う。ここから彼女は地下鉄で帰るんだろうな。

一人になった俺を運転手がバックミラー越しにこちらを見てる。目が合ったらにやにや笑いながら、何やら話しかけてきた。大体何を言ってるかわかるよ、「兄さんうまくやってるねぇ」とかそんなところだろ。

我不说普通話
(中国語喋れないんだよ)

と先手を打ってダンマリを決め込もうとするが、運転手は諦めない。
何とか話をしたくてしょうがないようだ。

「日本人?」
「対」(そうだよ)
「何時の飛行機?」

何時(几点:ジーディアン)というのだけ聞き取れたので
「8点30分」と大声で言って窓のほうを向いた。

まったくもう、なんでお前まで人なつっこくなってるんだよ。
今まで無愛想だったくせに。

でもまぁ、嫌いじゃないよ、君たちのそういうところ。



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テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

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