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(33) おねだり
2006 / 11 / 06 ( Mon )
33.hlfboy_522(s).jpg

俺の彼女はどうかというと、しっかり周囲に馴染んでジャージの品定めをしていた。白系の上下を選んで、試着室に向かう。何か気に入らない部分があったようで、店員を呼びつけて何やら話をしている。俺はしょうがないから店の中央にある丸い椅子に座って、所在無げに彼女の様子を伺っている。

いやさ、真剣に選ぶのもいいけどさ、ジャージでしょ?
何でそこまで一生懸命になれるの?

ジャージの上下は決まったようだ。次に中に着るTシャツの品定めに入る。

ジャージにコーディネートかよ!

と心の中でツッコメむが彼女には通じない。彼女は店のジャージを着たままTシャツを物色し、二つ候補を取り出して鏡の前で合わせている。不意に振り向いて、どっちが似合う?とか聞いてくる。濃い色の方がいいとコメントすると、うーん、という風にまた自ら鏡に向かい。結局2つとも俺の椅子の脇に置いて別のものを物色しに行った。

つーか、ジャージ脱げよな、それ店んだろ。

しばらくすると、別の客が椅子の上に放置したそのTシャツを手に取った。そしてそれを持って試着室に入っていった。

もう無茶苦茶だよ。

おーい店員さん、店が荒らされてますよ~、と心で呼びかけながら店員を見ると、太った女店員はまるで気にせず、子供たちの遊ぶのを見守る肝っ玉母さんのように佇んでいるのであった。

と思ってると彼女が戻ってきた。手に別のものを持っている。納得できる商品が見つかったようだ。こっちに振り返って、Tシャツを自分の身体の前に置いて、どう?、という感じで首をかしげる。いいんじゃない?ということをジェスチャーで示すと。

その勢いで、

好吗?好吗?」(いい?いい?)

とおねだりのポーズ。要するに服を買って頂戴、ということらしい。
不覚にも、ちょっと可愛いな、と思ってしまった。


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