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4-57.誓不甘休
2008 / 07 / 11 ( Fri )
CN4-57

夜半過ぎ衡山路。俺たちはゲームセンターに遊びに来ていた。

まず近づいたのはビデオゲーム。2人同時にプレイできるガンシューティングゲームなのだが、一方が壊れているので彼女だけで孤軍奮闘。コンティニューを数回繰り返したがそんなに長時間もたずに終了。ま、準備運動には良かったかな。

次は何をしようか。卓球という選択肢もあるんだけど、中国人との卓球勝負は勝負になる気が全然しないのでパス。代わりにボーリングをやろうという話になった。受付で申し込みをして、受付裏側のカウンターで靴を借りる。彼女は靴のサイズが合わないといって何種類かを持ってこさせて試している。

先に靴を履き替えてレーンに向かおうとした時、受付カウンターの中にいた小姐が声をかけてきた。説明しながら小冊子の様なものを見せてくる。またクーポンだ。流行なのかな。淡泊な俺は「不要、謝謝」と言って先を急ぐが、今度は小姐は遅れて歩いてきた彼女に売り込みをかけた。

しばらく店員の話を聞いていた彼女だったが、やがて店員を連れてこっちに歩いてくる。クーポンを買いたいって顔をしてる。

しかし、今回のクーポンはあまりお買い得とは思えなかった。最初に結構な金を払わなくてはならない。それを回収するまでには相当通う必要があるのだ。

「高いよ、一体何ゲームやったら元がとれると思う?14ゲームだよ」
「14ゲームなんてすぐじゃない。今日中にだってできちゃうわ」
「そんなわけないだろ」
「できるわよ、朝までここでゲームしてりゃいいのよ」
「そんなことしたら身体ボロボロになるよ」

もうこうなってくると損得勘定を判断しているというより、「お得」の言葉が麻薬の様に作用しているとしか思えない。彼女のすぐ後ろには店員が立って、俺たちの話の行方を見守っている。今や彼女は店員の代表だ。

口論はまだ続く。店員はずっと彼女の後ろに控えている。騒ぎを聞きつけた店員がまた一人、こちらに寄ってきた。状況的には多勢に無勢でプレッシャーを感じる。金を出すとはいっても数十元で大した額ではない、譲ってしまった方が楽になるのは事実だ。

でも俺は譲らなかった。自分は一旦反対したし、相手の説明は合理的じゃない。理は我にある。ここで折れるのは正義への背信なのである。
誓不甘休(shìbùgānxiū)という言葉があって、これは「絶対あとにはひくもんか」という意味だそうだ。今回の俺はまさにこんな気分だった。

だんだん声が大きくなるが、俺はガンとして譲らない。4、5分口論を続けていると、やがて店員が諦めて持ち場に戻ってゆく。そりゃそうだ。彼女たちだって仕事がある。クーポン一つ売るのにそんなに時間をかけてはいられない。

店員たちを後ろ盾に俺に購入を迫っていた彼女だが、こうなるとハシゴを外されたも同然、急速に腰砕けになる。そして実は意外に崩れ始めると弱い彼女は、ほどなく負けを認めるに至ったのだった。

俺の粘り勝ちだった。


CN4-57b



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コメント
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おめでとうございます。
2勝目ですよね?e-461

微笑ましい話は良いですな~
by: 猫好き * 2008/07/11 00:29 * URL [ 編集] | page top↑
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ははは、
我ながら、何だか凄く小さいことで喜びを感じてますよね

by: PAMI * 2008/07/11 02:15 * URL [ 編集] | page top↑
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