4-66.日式火鍋
2008 / 07 / 23 ( Wed ) ![]() 帰りの車内、彼女はさすがに疲れたのか、眠いと言って肩に首を預けてきた。電車の時の様にボックスシートでなく、他の人の目も気にならないので、こちらから彼女の後ろに手を回して肩を抱いた。こういうところはなんだか凄く可愛いと思う。 そのままバスは高速道路をひた走る。秋も深まって気温が低いこともあって、くっついた身体から伝わってくる彼女の体温が心地よい。じきに日が暮れて街が夕闇に包まれてゆくのを見ながら、俺もいつしか眠りに落ちる。再び目を覚ましたのはそろそろ上海体育館が見えてくるかというところまで来たあたり。すっかり日が暮れて周囲は暗くなっていた。 帰り道は少し渋滞につかまったりして時間がかかったらしい、結局、観光センターに到着したのは夜の6時過ぎ。バスを降りると大通りに出てからタクシーを拾って、衡山路のしゃぶしゃぶ屋へ。ここは先日彼女が友達と一緒に来た店なんだそうだ。凄く美味しいし、食べ放題だから良いということだった。 前半はともかく後半部分の理由には納得だ。 この店のもう一ついいところは、お客一人あたり1個の鍋が用意されるということ。ミニチュアのしゃぶしゃぶ鍋みたいなもんなんだけど、完全に自分でコントロールできるというのはポイント高いですよこれは。大食いの中国人に蹂躙されず、俺は俺だけで美しい日本のしゃぶしゃぶを再現するのだ。 実際、鍋を分けて良かった。彼女のしゃぶしゃぶを完全に勘違いしている。出されたものを肉も含めてどさどさと入れて煮込むのだ。あっという間に灰汁(アク)が大量に出てきて、彼女の小鍋は魔女が薬を作ってるかのような様相を呈した。 見るにみかねて手を出す俺。おタマをとって鍋のアクをできるだけ丁寧にすくってやる。でも、彼女は礼も言わない。というか、ありがたみを理解してるのかな。すくったアクを入れた壷をじっと見ている。無礼なのか、料理そのものを理解していないのか微妙な反応だ。 「これは食べるもんじゃないからね」 と念を押す。 「美味しくないからすくってあげてるんだよ」 でも彼女はどっちでも良いみたいだった。肉やら野菜やらをどんどん煮込んでは食べてゆく。肉も牛肉だけでなく、ブタや羊も順々に頼む。サイドオーダーもさんざん食べつくし、最後はおぢやで締めてようやく満足した時には、入店から既に3時間が経過していた。 お互い自分のペースで満足して店を出た二人。時刻はまだ10時過ぎ。このまま帰るにはちょっと早い。どうしようかと聞く彼女に、俺は思いつきでこう提案した。 「海賊版のDVDとか売ってる店ある?見てみたいんだけど」 「いいわよ」 彼女は事もなげに頷いた。 ![]() |
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by: * 2008/07/23 01:53 * [ 編集] | page top↑
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管理人のみ閲覧できるコメントにオープンに返信するのもアレですが。。 中国小姐は心を開くまでが長いですよね。一旦開いたらフルオープンですけど、それまでが長い長い(笑)。KTV小姐は男の醜い面を見てますから余計だと思います。 金は必要条件的に大事ですけど、それだけでも駄目ですよね。ま、落ち込むくらいだったら馬鹿になったつもりで頑張ってみてください。 多分皆同じような話ばかりですのでオープンに話してもいいんじゃないですかねー。どうせペンネームだから身元分かるわけじゃないですし。 ----
PAMIさん、早速のコメントありがとうございます。 最初のペンネームだとわかる人もいるので変えました(汗)。 コメントを読んで思わず、納得してしまいました(笑) そうですね。馬鹿になるのもいいかも・・・ 少し、気が楽になりました。ありがとうございます。 また、カキコします。 ----
何かお役にたったようで何よりです。 今後もどうぞご贔屓に~ |
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