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(38) 言葉じゃないもの
2006 / 11 / 11 ( Sat )
38.ウル25s

結局俺は、彼女から金を借りてタクシーでホテルまで戻ることになった。金を借りたといっても、返すわけじゃない。中国出張に来て小姐にハマって金を巻き上げられる例は良く聞くが、小姐から金を貰った例あまり聞いたことがない。50元とはいえ、これはなかなか珍しい体験かもしれない。

今までに都合2,000元程度巻き上げられているので、50元借りたといっても、そりゃ元々お前の金じゃないかと言われれば返す言葉もないが、それでもポケットから出した金を貰うのは、気持ちを貰うようで嬉しい。あれ、やっぱり俺は騙されているかな。

ショッピングモールを出て、待ち合わせをしたホテルの前まで戻る。日本ならば何か話をしながら、といきたいところだが言葉が出てこないのがもどかしい。

筆談の助けを借りながら、それでも当初から比べればかなり会話ができるようにはなってきてはいるものの、親しくなると当然もっと話をしたくなるので、歯痒さが全然なくならない。相対的にはむしろ最初の頃よりも不自由に感じる。でもこればっかりはどうしようもない。

逆に、「言葉」で足りないものの重要性も再認識する。一緒にいる時間が長くなれば親しみはわくし、精神的な距離は否応無く縮まってゆく。言葉で足りない分をどうするかと言えば、人間性そのもので接してゆくしかない。自分の気持ちを表情や仕草で伝えていく。後から言葉で言い訳や誤魔化しをすることができないので、ある意味待ったなしだ。

本心を隠して演技しようとしても、時間が長くなると演技し続けられるものではない。良いところも悪いところも全部伝わってしまう。結局のところ、いつも一番いい心の状態で接し、それを素直に出してゆくのが一番いい。そういう意味で、人間性が試されると思った。

並んで右側を歩く彼女が、後ろで手を組んで、上を見上げながら何事か話した。「あ~あ、○○だったらなぁ」という感じの喋りかただ。そしてこっちを振り返り

明白吗?」(わかる~?)

と聞いて笑う。

不明白」(わからないよ)

と答えるが、彼女は何だか楽しそうだ




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コメント
--お初--

面白い。
ここんとこ通って見ているが、実に面白い。
これが普通の人の書く日記だったら、嫌味ったらしいか、スケベェ満載な所なんだろけど、ここの日記にはしっかりとセンスが伺える。 読んでいて面白いんだよなぁ。

俺もいつか香港へと飛ばされる身の上なもんで、いつかそちらでお逢い出来たら、色んな事を御教授願いたいね。(笑)
失礼。
by: 李九龍 * 2006/11/11 17:24 * URL [ 編集] | page top↑
--どうも--

うれしいコメントですね
狙っている路線がちゃんと伝わっていて
すごく嬉しいです
ありがとうございます

これからも頑張っていきますんで
引き続きご贔屓にお願いします
by: PAMI * 2006/11/12 00:32 * URL [ 編集] | page top↑
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