スポンサーサイト
-- / -- / -- ( -- )
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑
(47) 気持ちを伝える
2006 / 11 / 20 ( Mon )
47

思い返してみれば、月曜日に会ったときから彼女は出勤予定がなかったのである。だから、夜の早い時間を一緒に過ごすこともできたのだ。考えてみればそれを誘うムードも放っていたような気もするが、俺が言葉を理解しないばかりに、それがブチ壊しになってしまった。

それどころか、俺は風邪を治すための重要な睡眠をとっている彼女を夜中に叩き起こし、そして、わがままにも今、早朝の寒い時間から外に連れ出しているのだ。

車はというと、朝の渋滞に巻き込まれてなかなか進まない。会話もなくきまづい雰囲気の車内。いたたまれない気持ちのまま、永遠とも思える時間が続く。結局、1時間弱もかかってようやくタクシーはホテルに着いた。

タクシーを降りて入り口の回転扉を抜け、エレベーターホールに向かう。予想通り人が多いので大丈夫そうだ。警備員の前を通り過ぎたとき、彼がちらっと彼女の方を見た。

まぁ確かに見た目は不釣り合いだよな。ノーネクタイだがスーツ姿の俺に対して、彼女はいつものジーンズルック。服装のテイストが全然違うのだ。でも、警備員は何も言わなかった。俺たちは誰にも邪魔されずに部屋にたどり着いた。

着いたら直ぐに彼女はトイレに消えた。戻ってきた彼女とベッドに並んで座り、まずは彼女の機嫌取りだ

我心配你的機嫌。你表情、不好
坐车太慢了

この文章、後で調べたら車が渋滞して時間がかかった、と言う意味らしかった。トイレ我慢してたのが辛かったのかもしれない。

でも、会話しているその瞬間は、俺は意味が理解できてなかった。風邪のせいで、吐き気がするとでも言っているのかと思った。で、言葉の問題は謝罪しようもないけれど、少なくとも俺は俺なりに彼女の身体を気遣っていることを伝えたかった。

你感冒。対不起、我誘你 」(風邪引いてるのに誘ってしまってごめん)

今読み直すと中国語にも何にもなっていない。

でも、彼女はうんと頷いた。
相変わらず視線は合わせないが、表情には優しさが戻ってきている。

どうやら俺の気持ちは通じたようだ。



スポンサーサイト

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

00 : 41 : 21 | 体験談: 筆談小姐 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<(48) 経験を話す | ホーム | (46) 不機嫌>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://pami.blog74.fc2.com/tb.php/56-08f5d412
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。